ヒット カウンタ

剣道と空手と時々プロレス


Watanabe君(通称レスラー)は我孫子道場の猛者の一人です。

剣道仕込みの鋭い上段突きと最近急激に威力をましてきた上段蹴りのコンビネーションで我孫子道場でも勝ち抜き戦では常に上位の一角を占めます。

高校の先生だったのですが現在は会社員です。

プロレスの団体に所属しており時々試合に出場しています。プロレスラーの友人も多く、現空研に入会した方もいます。

驚異的に丈夫な体で、首だけで支えるブリッジで私が上に乗っても平気な顔をしています。

しかし話してみると外観とちがって私と同じように繊細で優しい面も持ち合わせている好青年です。

その彼が感想文を書いてくれましたのでご紹介いたします。


2009年3月7日
Watanabe初段
我孫子道場
30才 会社員
千葉県八千代市在住


押忍、我孫子道場所属のレスラーです。プロレスが好きなだけで、プロではないのでレスラーです。

2007年の夏の合宿で十人組手を行い、どうにか完遂。
現在、分不相応の黒帯を締めさせていただいております。
自分の十人組手から1年半の間に多くの黒帯、二段が誕生し、皆さんの“思い”を拝見するうち、遅ればせながら、へっぽこな自分でも何かを伝えることが出来るのでは?と考え、当時の雑感を振り返ってみることにしました。

《現空研入会・・・》
入会のきっかけは当時の同僚に誘われ、体験入会に伺った日の稽古での2つの出来事。
一つは、ロボコップ師範の結婚式で披露するブロック割りの練習で、Siba二段、Nito(兄)二段(当時初段)、アビ二段(当時初段)がことごとく失敗する中、妙に恵比須顔のおっちゃん(酔っ払い師範)があっさりとブロック割りをやってのけたのが強烈に印象に残っています。
二つは、同時期に体験入会に来ていたSuzukiさん(現初段)にはSiba二段が、自分にはIkeda二段(当時初段)が指導に付いてくれました。物覚えの悪い自分に業を煮やしたIkeda二段は、
Siba二段を指差し苦笑いを浮かべながら、「あの人の真似して」。
「…いい加減な人だ」と思いつつも「面白い集団だ」の方が強く、体験入会を目一杯消化した後、本入会となりました。

《白帯〜茶帯・・・》
総じて自分の組手は競技経験10年余りの剣道が色濃く、単発の突き蹴りが目立ちます。分っているんです。自分でも分っているんですがコンビネーションが下手くそなんです。でもその分プロレス(ごっこ)の経験上、打たれ強く(我慢できるだけ)、防御(ザ・我慢)に関しては評価してもらっていました。
ここに、「攻撃は剣道、防御はプロレス」のへんてこなスタイルが完成。

《十人組手・・・》
対戦は、色帯2名、1級茶帯(受審者)2名、黒帯6名の10名。
自分の審査内容はまるっきり覚えておりませんが、基本的に顔面狙い(寸止めのつもりだけど、当たったらごめんなさい程度)で対戦者が近づいて来て、自分がサンドバック状態になるのを回避するように努めた記憶があります。
それでも・・・Namekawaさんの下段が痛い、怖い、強い。Siba二段がでかい、怖い、強い。

《今後の展望・・・》
今までの「攻撃→剣道、防御→プロレス」は薄れつつある。というより、上手いこと噛み合って、投・極・打にバランスの取れた、自分にしか出来ない空手が見つかりつつあると感じています。
遥かなる大目標は「園田会長の目指す最強の現空研空手を体現する事」。
直近の小目標は「現空研空手を指導できる黒帯になる事」。

稚拙でお見苦しい文章で大変失礼いたしました。
自分の “伸び代”はさほど無いと思いますが、今後も空手道に邁進いたします。

押忍


平成21年3月7日  Watanabe

トップページへ