ヒット カウンタ

昇級昇段の目安

 

現空研は極めて合理的な稽古を独自のプログラ5ムにしたがって行うので、まじめに取り組めば短期的に昇段することが可能です。
目安は次のようになります。


大人の場合

 

6級(青帯) 3ヶ月から半年  ← 基本部はここから    

5級(青帯) 6級取得後半年
4級(緑帯) 5級取得後半年 ← 一般部はここから 
3級(緑帯) 4級取得後半年
2級(茶帯) 3級取得後半年
1級(茶帯) 2級取得後半年
初段(黒帯) 1級取得後半年以上 (入会から2年半〜5年)


もちろんこれは目安で無条件に在籍期間だけで取得できるものではありませんが、所定の稽古プログラムを通常のサラリーマンがまじめに実践した場合は、ほぼ獲得できるはずです。
この昇段のスピードは、他の道場と比べると少し早いと感じるかもしれません。

しかし、我々は長年の現空研方式の経験から、これが非現実的なものではないという自信を持っています。
というのは週一回2時間程度の道場での合理的かつ自発的な稽古は、精神的には一週間の持続効果があり、空手に関心を持ち、広い意味でフィットネスに気を付けるということで、週6時間の稽古に匹敵する効果を生むからです。

又、中高年にいたっては、この程度のインターバルは生理的にも合理的でかえって訓練効果があがることも実証されています。
大切なことは稽古の累計時間ではなく、いかに稽古に自発的、積極的に取り組み、日常生活の中で空手の心を持続しているかということなのです。

ゆっくり散歩をしていても、頭の中で技を考え、イメージを練るといったことをしていればそれは大変な稽古を行っていることになります。
現空研の200時間の稽古は実質1000時間の稽古に相当します。またそういう稽古をすることが目標でもあります。

なお昇段の目安はあくまで空手を始めて行う人の標準的な例です。
これより早い場合もあれば遅い場合もあります。
しかし、どんな人でも地道に続けていけば必ず黒帯を取ることは可能です。

 

昇級・昇段審査

 

昇段審査は通常年2回行います。
審査は基本動作及び形(型)の理解と実践、それに組手審査です。
組手審査は、結果としての勝敗より、空手の基本技の実践力に主眼がおかれます。

最初の昇級審査は、入会後3ヶ月以上経過していれば受けることができます。
期間の計算は入会は入会申し込み書を提出した日からの累計期間です。
体験入会期間および休会期間は累計期間に計算されません。
道場における稽古の累計が欠席等で極端に少ない場合審査を受けられない場合があります。

審査の基準

 

基本部の場合、6級からの審査になります。基本部は原則として組手審査は行いません。

一般部(18歳以上)の場合4級からの審査になります。

基本動作の理解度とそれが実際の組手において応用できているかということがポイントになります。
初段までは、自由に審査を受けることができます。
しかし、ペースは自分のやり方で決めることができますので、健康目的や運動不足解消といった事が主目的であれば、必ずしも毎回昇級・昇段審査を受ける必要はありません。
2年未満で黒帯を取得した方もいれば10年かけて黒帯を取得された方もいます。
目的によって自分のペースで稽古を続けることができます。

 

組手審査の基準

 

一般部の組手審査は各級で行います。
4級受審(白帯で最初に受ける審査)の場合、3人組手が目安です。
クラスが上がるにしたがって対戦者の数が増えます。(1級で6人)
対戦相手は段・級および年齢・体格が同等以上の者が基準になります。
条件により(段位の差、体格差や環境差その他)人数の調整(増減)をすることがあります。

黒帯の条件

黒帯は初段から締めることが許されます。
黒帯は武道を志す者にとって最も大きな目標の一つです。

初段を取得するには、昇段審査において規定の基本、型の他、原則として10人組手を達成する必要があります。

10人組手は、一試合2分で連続10人を相手に試合をすることです。
一本(あるいは技あり2)取ればその時点で次の対戦者に変わります。
ポイントが取れない場合は2分間の対戦後、次の対戦者に変わります。
なお、基本部においては組手審査は行いません。

 

2段以上は、一定の条件を満たしたと認められる者は会より推薦を得ます。
条件の内容は、空手の理解、技の完成度、現空研の理念の理解度といったことが考慮されます。
審査は筆記(レポートの提出)および実技の審査が行われます。
組手の達成が必ずしも必要条件ではありませんが、15人組手以上が目安になります。

 

組手審査のポイント

 

組手は性別、レベル、体格、年齢等を考慮して防具の使用や技の範囲の指定(関節技や絞技の制限など)を行い、常に最新の注意を払って実施されますので、危険性はあまりありませんが、やはりスタミナは相当消耗します。
技の習得は勿論のことですが健康を維持し基礎体力の養成も普段から心がけることが黒帯獲得のためには大切なことです。
基本的な稽古と鍛錬を地道に続ければ、40歳代、50歳代は勿論のこと、60歳代から初めても黒帯取得は夢ではありません。

他流派の取得段位の扱い

 

現空研は、伝統的な空手道を基本としていますが、より実戦性を追求した新しい流派です。
したがって、他流派の有段者の方も最初は白帯から開始していただきます。
ただし、空手の基本や精神は共通の部分が多くありますので、昇級・昇段審査のときは考慮の対象になり、飛び級などの特進の確率は高くなります。

 

子供の場合

 

4級までは出席率と経験(入会期間)が大きな目安になります。
審査は主に基本動作の理解度を見ます。
4級以上は上記に加えて組手などの実技において基本動作の応用ができているかも加味されます。
小学生は10級より開始します。
中学生は8級より開始します。
高校生(18歳未満)は6級より開始します。
子供は、空手で強くなるといったことより、武道の稽古を通じて、礼儀や作法の習得、またどんな困難にも負けずに人生を前向き切り開いていけるような精神力の養成、そして健全な体を作るといった事に重点が置かれます。

審査に合格すると帯の色が変わります。

 

9級〜10級 黄帯 
7級〜 8級 橙帯
5級〜 6級 青帯
3級〜 4級 緑帯
1級〜 2級 茶帯
初段               黒帯

黒帯のライン

初段から段位に応じて帯にラインが入ります。一般部は金色のライン、基本部、少年部は銀色のラインになります。

更新 2009/03/10


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