ヒット カウンタ

足に軽度の障害がありますが空手はできるでしょうか

はじめまして。
現在専門学校に通っている者です。 格闘技の経験はありません。
最近、空手などの格闘技をやってみたいと思っているのですが、
私には足に軽度の障害があります。
詳しく説明すると、左足は正常なのですが、右足が踵接地ができなくて、足の前方部分が地面と接地してる状態です。
(尖足のようなかんじ)
なので、走りが遅かったり、右足だけで体を支えることが困難です。
このような状態でも、空手などの格闘技はできるのでしょうか?


空手はもともと弱者が強者に立ち向かうための技術として考案されたものです。
人は皆遺伝的な制約のもと生まれてきます。

大きな人や小さな人、体力や運動神経に恵まれている人もいれば、そうでない人もいます。
また、先天的あるいは後天的な障害を持っている人もいます。

空手を稽古するということはこうした自分に与えられた制約や条件の元、努力で強さを獲得していくということなのです。
空手は優れた技術体系により元々弱い人でもびっくりするような肉体的、精神的な強さを与えてくれます。

とは言え、どんなに弱い人でも可能かと言えばそれはやはり常識的な限度はあります。
極端に言えば寝たきり状態の人が空手をやれるかといえばそれはやはり物理的に無理です。

また、内臓や骨が少しの衝撃にも耐えられてないような障害をお持ちの方もやはり空手の稽古は危険でしょう。
しかし、質問者の方のように左足は正常で、右足だけが踵の接地ができないという程度であれば、十分に稽古は可能だと思います。

空手の技の全てを実行することが出来なくても、自分の身体能力に応じた技を磨いていけばよいのです。
現在の自分より強く成れるかどうかという事が空手をやる事の意義の確認となります。

私は道場でも良く話しますが、100人の空手家がいればそこには100の空手が存在することになると思っています。
勿論、空手という体系における基本は共通です。
しかし、基本をしっかり身につけた後は、自分の空手を追及するべきなのです。

身体能力や性別、年齢、性格など人は皆違います。
その違いを受け入れ、欠点は克服できるところは克服し、出来なければ補い、長所は伸ばし磨き最強の自分を創りあげるのです。

空手は一見激しい武道ではありますが、やり方によっては他のスポーツ(球技など)より受け入れられる間口は広いとも言えます。

人生は一度しかありません。
やれるかどうかは最終的にはやってみないと分からないのです。
まず、やってみて「ダメかどうか」はそれから判断しても遅くはありません。

少なくとも現空研は、そうした人たちに門戸を閉じることは絶対ありません。

 

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