ヒット カウンタ

空手の始める年齢について

空手をはじめる年齢についてのご質問を多くいただきます。その点について私自身の経験や過去指導した人達の実例を踏まえてQ&Aの形でお応えしたいとおもいます。

私は40才台のサラリーマンです。特に運動経験といったものはありません。私のようなものでもフルコンタクあるいはそれに近いような空手をはじめることは可能なことでしょうか。それとも無謀なことでしょうか。

結論から先にいうと可能です。
ただし、十分な準備が必要になります。

空手の稽古とは、つきつめると自分の肉体との会話です。
肉体は負荷を与えるとかならずこの負荷に応えるようにできています。その信号は「痛み」と「快感」です。

この2種類の信号を注意深く聞き、それに応じて負荷を与えるというのが肉体との会話です。
中年を過ぎた人にとって、この肉体との会話を意識するということは大変重要なことです。

若い頃なら1日か2日で回復した程度のダメージを中年以降では1週間以上かけないと回復できないこともあります。
日本には「毎日かかさず規則正しくおこなう」ことが良いことだ、と信じられている恐ろしい風潮があります。

そのため毎日ジョギングして死んでしまうような人達が後をたちません。
毎日やれるような(やっても死なないような)運動は運動とは言えません。

しかし、ちゃんと肉体に負荷をかけるような運動を毎日やったら死んでしまいます。
肉体に十分な負荷をかける運動をし、十分ではあるが余分ではない肉体を回復できる休養をとる。

これが一番重要なことです。
私の経験から言えることは、肉体の機能は40才程度の年齢ではほとんど衰えることはありません。
(もちろん20年間何の運動もしなかった人がある日突然若者と同じ運動ができるわけではありません。)

あきらかに差があるのは回復に要する時間です。

  1. 十分な休養をとること。
  2. しかし、必要以上の休養をとらないこと。

この二つが最も重要なポイントです。
この意味を十分理解すれば、フルコンタクトであろうとなかろうと、年齢はほとはんど関係なく行なうことができます。

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