ヒット カウンタ

私にとっては10人組手はゴールではなくスタート


Kawano君は、公認会計士の資格をもつ知識人であり、体は180Cmを超える長身で理想的な体格の持ち主でもあります。
しかし、そうした外観とはうらはらに激務によるストレスで一時はかなり深刻な状況になっていたようです。
話は聞いてはいたのですが、合宿で10人組手を終えたあと、皆の前の話で詳しい状況がよく分かりました。
そうした苦しかったり、忙しかったりで中断しながらも「やわらかい決心」で空手を継続し、遂に現空研の黒帯を締める位置まで来ました。
彼のやり方、そしてやってきた方法は多くの社会人空手家のお手本になる生き方だと思います。
社会人は学生時代のようにまとまって自由時間を使う事ができません。
そうした忙しい中で、生活時間をやりくりしながら着実に自分の能力を高めていって最後に目標を勝ち取る。
彼の生き方は多くの人に自分の可能性を開拓するポジティブなノウハウを確立させてくれる結果となったのです。
彼は現空研の文化のおかげたと言います。
確かに私はそうした考えを背景として活動していますが、それを生かすも殺すも本人の意思と行動力にかかっているわけです。
そうした意味で彼は理想的な現空研空手実践者だと言えます。


2008年8月24日
Kawano初段
世田谷道場
会社員
川崎市在住

まず初めに、10人組手のチャンスを与えていただいた先生と、組手の相手をしていただいた方々にお礼を申し上げます。

  5年前の10月に入門してからというもの、狙いすましたように仕事が忙しくなり、過労とストレスで通勤途中の駅で動けなくなって駅員さんの仮眠室で半日唸っていたこともありました。

病院に行けば藪医者に「膵臓が悪いようだから食事制限と抗生物質だね。」と言われ、タンパク質と脂肪抜きの食事と馬に食わせるほどの抗生物質投与を数か月続けて体調がますます悪化したり(本当はストレスによる肝臓衰弱+ストレス性胃腸炎でした。)もしました。

  体調不良のことだけで何百行も書けそうなのでもうやめますが、そんな人間でも10人組手に到達できた(とても完遂とは書けません・・・)のは、空手を続けたいというしっかりした意思さえあれば、それぞれの実力に応じた稽古の機会を与えてくれる現空研の文化のおかげだと思います。
身体能力に優れた人や経験者であればすぐに上達してチャンスもすぐに与えられるし、私のような体力も経験もない者が時間をかけて少しづつ階段を昇ることもまた許される、間口の広いおおらかな文化にひたすら感謝しています。
他の団体の話を聞くと、必ずしも細く長く続けることが可能なところばかりではないようですね。

  さて、組手についてですが、10人組手が終了したその場でまず考えたのは「もう一度やりたい!」でした。
人によっては達成感と喜びで胸がいっぱいだったりするのでしょうけれど、私の場合は悔しさと反省で頭がいっぱいでした。
はっきり覚えているのは、Origasaさんの下段が左足大腿部に決まったところまでで、あとは決定的なスタミナ不足のためかほとんど覚えてなく、「ガードをあげて!」とか、「右にまわって!」などの耳からのアドバイスは妙に記憶に残っているのですが、視覚的記憶がほとんどありません。スタミナ不足を筋力と体重で何とかごまかそうと、ここ半年はウェイトトレーニングと大食いに注力していたのですが、足の腫れが引いたら早速走り込もうと思っています。

結局、私にとっては10人組手はゴールではなくスタートになってしまいました。

先生、同門の皆さん、これからもよろしくお願いいたします。


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