平成24年度夏期合宿 その1

2012/09/06

合宿初日

 

集合写真を撮るために場所の確認を行っているところ(使用前)

 

集合写真本番

 

集合写真を撮った後(使用後)

 

総合稽古 乱取1                                     総合稽古 乱取2

 

総合稽古 乱取3                                      総合稽古 乱取4

 

平成24年度の夏期合宿も例年通り熱気あふれるものとなりました。

昨年と違うのは15人組手挑戦者が複数存在することでした。

 

当初はUchida初段一人の予定だったのですが後ほど詳細を述べますが追加で二名の挑戦者が出たのです。

結果は15人組手完遂1名、10人組手完遂1名、6人組手完遂3名、4人組手完遂1名、3人組手完遂1名という結果になりました。

 

Oyuri君 3人

Sugiyama 4級 4人

Higuchi 2級 6人

Sinozaki 2級 6人

Yokozeki 2級 6人

Kumagai 1級 10人

Uchida 初段 15人

Mizuo 初段 15人

Orikasa 初段 15人

 

 

合宿では毎年新しいドラマが生まれ、現空研史の1ぺージとなって記録されていくのですが、今年も感動的な多くのシーンが展開されました。

今年は連年にない猛暑の連続で東京でも毎日猛暑日の連続が更新されている状況でした。

 

この日も朝一時的な豪雨が場所によってはあったようですがここの道場では雲ひとつ無い状況が続きました。

初日は全員による合同稽古、乱取りを行った後、一番の行事である昇級・昇段審査が行われました。

 

今合宿の挑戦者に15人組手が3名も出た理由を説明しておきます。

本来、今期の合宿ではUchida 初段の15人組手のみが予定されていました。

 

しかし、Mizuo 初段も近いうちの15人組手が予定されており、最近の彼の調子を見て、私が強く今回の審査を薦めたのです。

というのも、彼は今秋結婚を予定しており、ぜひ二段の取得とシンクロさせてやりたいはいう思いがあったのです。

 

とは言え、15人組手は成功はなかなか難しく過去も相応の実力がありながら失敗した例も少なくなりません。

その事はMizuo初段も十分に自覚しており、なかなか決断できるものではありませんでしたが、私の強い薦めもあり決断したしだいです。

 

一方Orikasa 初段も15人組手の資格はあるのですが、今日チャレンジする予定はまったくありませんでした。

しかし、こうした周りの動きや合宿独特のムードの高まりで挑戦者として名乗りを上げてきたのです。

 

しかし、15人組手三組となると様々な条件の折り合いが大変になります。

結局、時間的な制約や無理が生ずるということでOrikasa 初段には通常の道場において挑戦してもらうことにしました。

 

以下全組手の感想を述べてみたいと思います。(実際の組手の順序は多少前後があります)

 

Oyuri君は入会してちょうど3ヶ月、身長180cmを超える立派な体を持っていますが格闘技は全くの初心者です。
物腰もおとなしく、荒々しいところは全くないのですが、遠方より我孫子道場に通い、まじめに稽古を積んでいます。

 

今回は合宿に参加して3人組手に挑戦です。
相手は、 Saisyo初段、Suematu二段、Namekawa二段というそうそうたるメンバーです。

 

全くの初心者の場合は対戦相手はむしろ高段者の方が適当な場合があります。

初心者で技術は無くて体力がある者同士で組手を行うとお互い夢中になって危険な状況になる場合があるからです。

 

今合宿は初心者が少なかった事もありこうした組み合わせを行いました。

我孫子道場だけで稽古をしてきた Oyuri君にとって3人とも東京道場の高段者でかなり緊張しているようでした。

 

最初から果敢に攻めていきます。

しかし、慣れない道場でこういう特異な雰囲気で上級者を相手にすると、一試合目のSaisya初段との戦いの中盤でほぼスタミナを使い切る形となりました。

 

二試合目のSuematu二段の時は手も足も出ない状況になりましたが、最後まで攻める気持ちは持っていました。

スピードのあるSuematu二段の蹴り技に反応は何とかするのですが動作が追いつきません。

 

三試合目のNamekawa二段には立ち向かう姿勢だけで精一杯という形になりましたが、それでも最後の力を振り絞って前蹴りを出すなど攻めの気持ちは持続しました。

しかし、Namekawa二段のほとんどの大技を食ってしまう結果となりました。

 

Namekawa二段は絶妙にコントロールしており全ての技は寸止めであり写真の印象ほどのダメージはOyuri君に与えていません。

それは当のOyuri君が感じたはずです。

Oyuri君よくがんばって3人組手完遂です。

 

 

左 Saisya初段 右 Oyuri君の前蹴                          左 Suematu二段 右Oyuri君の前蹴

 

左 Suematu二段の上段回蹴                             左 Suematu二段の上段回蹴

 

左 Suematu二段の上段回蹴                             左 Suematu二段の上段回蹴

  

左 Namekawa二段の上段回蹴                                                              左 Namekawa二段の上段回蹴

 

左 Oyuri君の前蹴                                    左 Namekawa二段の上段回蹴

 

左 Namekawa二段の上段回蹴                            左 Namekawa二段の上段回蹴

 

左 Namekawa二段の上段回蹴                            右 Namekawa二段の中段突

 

無事3人組手完遂し宴会で自己紹介するOyuri君 大手IT企業に勤めるビジネスマンです。

 

 

つづく

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