ヒット カウンタ

動物

 

今回は空手とは関係ない話。

私は動物が好きだ。
子供の頃は、たくさんの動物がいた。

犬は物心ついた頃から大人になるまで常に回りにいた。
一番小さい頃(3歳くらいか?)の記憶はラッキーという名前のポインター系の雑種だ。

この犬はとても利口な犬で、私の盲導犬のような役割を果たしてくれた。
私はラッキーに連れられて、祖母の家やおじの家によく一人で遊びに行ったものらしい。
「らしい」というのは、私にはあまり記憶がなく、おば、おじ連中から聞いた話だからだ。

幼稚園の頃はアイクと言う名のシェパードがいた。
アイクとは当時のアメリカ大統領アイゼンハワーの愛称だ。

小学校の低学年の頃は「ジョン太」という名の柴犬がいた。
とても賢こかったけど放し飼いだったので、時々悪戯が過ぎることもあった。


近所の鳥小屋を荒らして、お袋が謝りに行った事を覚えている。

小学校の高学年からは同じ「ジョン太」という名で秋田犬を飼っていた。
とても、やさしくてかわいい犬だった。

凄く大きくて力も強かったけど、一つ弱点があった。
水が恐いのだ。

普通犬は水浴びなんか大好きで、川なんかに連れていくとそれこそ犬掻きで上手に泳ぐのだけど、このジョン太だけはダメだった。

ダメというより、水辺に連れていこうとするだけで前足をつっぱっててこでも動かなくなるのだ。
妹はわざと水溜りの近くを散歩させて恐がるのを面白がっていた。

ジョン太は私が大学生になるまで長生きした。

犬だけではない、猫も子供の頃飼っていた。
といっても田舎で猫を飼うというのは、自然に生きているのか飼っているのかわからないようなところもある。

とりあえず定期的に餌はやっていたのだが、細かい生態は不明だった。
時々雀を捕まえてきたりするすばしこい猫がいた。名前はクロ。

色が真っ黒だったからだ。
クロはメス猫で、ある時、妹のおもちゃの乳母車の中で子猫を生んだ。

それで一時は猫が5匹もいる状態になったことがある。


                 


鶏も飼っていた。
鶏は卵を産ませるのが目的で、卵を生まなくなった鶏は食料になるのだ。

私はこれが嫌で嫌でたまらなかった。
6年生位の時は、絞める役を負わされることがあったからだ。

泣きながらやったこともある。
鶏は馬鹿だというのが世間の定説だけど、決してそんなことはない。

私になついていた茶色の鶏がいた。(多分名古屋コーチン)
この鶏は私が近づくと抱っこしやすいように羽の部分を横に突っ張って硬くしその場にしゃがむのだ。

私はよく抱っこしてあげた。
この鶏もやがて卵を生まなくなり、ある日鳥小屋から消えた。
私はショックでしばらく落ち込んでいた。

雀を飼ったこともある。
屋根から落ちてきた小雀を飼ったのだ。

餌は黄な粉を水で溶いたものだ。
これをくちばしの端に塗ってやると上手に食べる。

あまり沢山一度にやると喉に詰まらせてしまう。
そういう場合はスポイトで水と一緒に強引に流し込んでやると良い。

雀もよくなついた。
成長してから自然にもどしたけど、しばらく遊びに来ていた。

私についてきて小学校の授業が終わるまで近くの木の枝あたりで遊んでいて、私が帰る頃一緒に家まで帰るというようなこともあった。

十姉妹も飼っていた。
これは、凄く増えてだいぶ友達なんかに譲った。

あるとき、蛇が小鳥小屋に入って十姉妹を飲んでしまった。
私は蛇が大の苦手で普段はとても触ることなんかできないのだけど、この時だけは怒り心頭で、蛇の尻尾を捕まえて地面に叩きつけた。

現在は鳩とリスを飼っている。
鳩は野生の鳩で名前は「ハト平」。



実は飼っているのではなく、リスの餌の残りかすを花壇に捨てていたらこれを狙って毎日来るようになっただけである。
しかし、公園なんかに集団でタムロしている連中と違って必ず一羽で来る。

もう何年も来ていたのだが、最近来なくなった。
リスの餌が少なくなったからかもしれない。

リスは10年位前から飼っている。
シマリスだ。とてもかわいい。

つがいで飼っていて、子供を産み、その中の2匹を家に残した。
その子も8歳になる。


つい最近この中の一匹(オス)が死んだ。
かわいがっていたのに残念だ。

ただ8歳というのはリスとしてはかなりの長寿らしい。
長生きしたとあきらめるしかないのか。

とうとう一匹(メス)だけになってしまった。
しかし、この子はとても太っていて、冬眠もせず毎日活発に活動している。



動物がいるとそれを見ているだけで何か心がなごむ。


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