ヒット カウンタ

チャレンジする心(園田)

 

人は40歳を越えるころから、生活パターンが一定してきます。
仕事面では、明確なポジションが確定し、自分でなければやれない仕事が存在してきます。

なくてはならない人材になったのです。
それなりの自信と回りの評価、日常は若いころに比べるとはるかに安定してきます。

しかし、人間関係も仕事関係を除けばほぼ固定してきます。
旧友に会って昔話が面白くなりはじめるのもこの頃からです。

それとともに新しい事にチャレンジすることが億劫になってきます。
飲みに行くにしても、何年も行き着けの店ばかりです。

ちょっと面白そうな事を知ってもいまさらという思いで遠ざけてしまいます。
好奇心がなくなっていくのです。

それでいいのでしょうか。
我々は今から高齢化社会を迎えます。

社会全体も高齢化していきますが、自分も確実に歳をとっていきます。
社会も自分も好奇心の希薄な停滞した世界になっていくのです。

私は(園田)はこういった流れに抵抗しようと思います。
私はあらゆる分野に好奇心を持ち、チャレンジ精神を旺盛にしようと思います。

これを読まれているあなたも多分同じ考えでしょう。
私の本来の職業はコンピュータのソフトウェア(プログラム)を作ることです。

ご存知のように、この世界は進歩が大変速く、どんな新しい知識もすぐ陳腐化していきます。
きつい思いもしますが、常に最新の情報を得られるありがたい環境でもあります。

しかし、コンソールの前に座ってキーボードを叩くだけで殆どの仕事ができてしまうという環境は、人間本来の姿からみると異常です。
私は、空手を続けることで、このいびつな世界からの影響をずいぶん中和しているという実感があります。

また、音楽への挑戦も行っています。私はたまたま子供の頃ピアノをやっていた(無理矢理やらされた)というラッキーな面もあったのですが、まるで才能のない私でも自分で楽しむ程度にはできるようになったのは、ずっと好奇心を持ちつづけてチャレンジしつづけてきたからだと思います。

学生のころからジャズに挑戦してきたのですが、なかなか上手にはなれません。しかし楽しいのです。
実はジャズだけでなく、クラシックも大好きなのです。若い頃大嫌いだったベートーベンの良さがこの歳になって分かってきました。

若い頃からベートーベンの良さを理解して感動を語ってくれた友もいました。20年以上もたってやっと彼の境地を理解したのです。
これも不器用であってもコツコツチャレンジしてきたおかげだと思います。

どんな分野でもチャレンジするのに年齢は、世間で言われているほど大きな障害ではありません。
こつは好奇心を継続させることです。つまり好きになるということです。
これは老いに対する挑戦ででもあります。

「“老い”のプロセスに干渉すべきではない。“品よく老いる”ことに幸せと感じるべきだと主張する人もいるかもしれないが、ただ座って運命を受け入れ、体が弱くなり、知的能力も失い、動けなくなることが“品よく老いる”ことなのか?」と、発言し、医学の立場から老いに対して挑戦しているウイリアム・レジェルソン博士という方がいらっしゃいます。
示唆に富んだ発言です。

私は、空手を通して体や精神を鍛え、武道というものにチャレンジすることで生き生きとして人生を送ることで老いに対して挑戦したいと思っています。

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